副理事長 金森 実輝彦

青年会議所が唱える明るい豊かな社会が概念として形而上であるのは、青年会議所の活動に時代に即した活動が求められるからであると考えます。

大垣青年会議所が65年目を迎えるまで、我々の祖父母世代の先輩は太平洋戦争を経験され、戦後の復興に尽力されました。また我々の父母世代の先輩は幼少期を戦後の荒廃の中で過ごし高度経済成長を成し遂げられ、今日の豊かな社会を築き上げられ、その恩恵の中で我々は幼少期を過ごす事が出来ました。そして時代は今、過去に経験した事の無い人口減少に端を発する地方消滅時代へと突入し、多くの困難が待ち構えています。それは我々が暮らす西美濃地域も例外ではありません。

その困難と対峙し、乗り越え、西美濃を「光輝を放つ魅力あるまち」へと発展させ、この時代に即した明るい豊かな社会として遺す事が我々世代に課せられた責務であります。その為に、自らを始めとして住民一人ひとりが主体性を持って考え、主役となってまちづくりに参画し、多くの住民との関わり合いを大事にしながらまちづくりを推進する事が必要です。

その自律と共助の連動による課程で得られる素晴らしい仲間、そして多くの知恵の結集は、我々一人ひとりの成長という財産として地域社会へと受け継がれ、その地域で育まれた子供たちへと波及する好循環が確立した強固なコミュニティネットワークの構築へと繋がるでしょう。

今も進行している人口減少のスピードは、人類史上に例が無いと言われており、それは同時にこれまでの前例は通用しない事を意味します。

しかしながら豊かな現代社会の中で幼少期を過ごした我々であるからこそ培われた発想力と、それによって成せる事が必ずある筈であり、その活力を支える精神が「報恩」である、と私は信じ、西美濃のみらいへと繋げます。

 

副理事長 説田 晶

我々現代人は、豊かさや自由といった恩恵を享受することに慣れ、それらを与えられて当たり前のものであるとつい捉えてしまいがちです。そういった心が時として人の驕りや慢心を招き、自分を支えてくれている家族や友人、地域の人たちといった身近な存在や、社会全体に対しての感謝の気持ちを忘れさせ、自己の利益や幸せのみを追い求める利己的な人間を生み出しているとも言えます。そしてそれは責任や困難を背負ってまで、他人や社会の為に何かを成すことを不利益とする風潮を生み、社会変革の志を若い世代に抱かせる環境を阻害しているのではないでしょうか。

会員数が減少傾向にある中、明るい豊かな社会の実現を目指し活動していく為には、私たちが青年会議所の価値を再認識し、互いに刺激し合い、成長することが必要不可欠です。更には全会員で本気で私たちの想いや愛情に共感する同志を募るためにも、メンバー相互の信頼関係をより強くし、その結束こそがLOM、全会員一丸となっての拡大活動に繋がると考えます。次代の西美濃に光輝く人財の発掘、育成を行います。

2市9町と広域なエリアを持つ西美濃地域には多くの各種青年団体が活動しております。それぞれの団体が各々の理想の実現に向け活動しておりますが、我々大垣青年会議所が目指すべき社会、西美濃協調グランドデザインの実現には、西美濃地域諸団体との更なるネットワークの構築が必要です。将来の西美濃の理想と夢を語り合い、互いに手を取り合い活動していくことが学び、成長への一助となり西美濃地域の発展に寄与するのではないでしょうか。

多くの人との出会いや様々な経験を積み重ねることで、個の成長が組織の成長へ、成長した組織は地域に必要とされる唯一無二の団体へとなるべく光輝を放つ西美濃に向けて活動して参ります。

 

 

私達と一緒に活動してみませんか

大垣青年会議所では、明るい豊かな社会を共に築き上げるメンバーを随時募集しております。
お気軽にお問い合わせください。
TEL:0584-47-8275
受付時間 10:00-16:00 [ 土・日・祝日除く ]